目次
■オーディオ勉強会の目的
学術研究や理論をベースにした「科学に基づいたオーディオ」について発表・議論を行い、オーディオに関する最新の知見を参加者全体で共有することを目的とした勉強会です。
■開催概要
日時: 2021年5月1日(土) – 5月4日(火)の4日間開催 各日19:50開場
形式: オンライン開催(ZOOMウェビナー / 参加費無料 / 入退室自由)
対象: オーディオに興味のある方
定員: 各日先着100名 ※500名に増枠しました
※参加登録されている場合でも、当日の参加人数が500名を超えると視聴不可となります。ご了承ください。
■参加方法
※zoomの登録サイトに移動します。
※zoomのインストールや使用方法については、zoom公式サイトをご参照ください。
※登録名は本名でもペンネームでも構いません。登録名がそのままウェビナー参加時の名前になります。
本イベントは盛況のうちに終了しました。
■講師
鈴木康平(Iridium17)
マスターブックシリーズ著者
MJ誌ライター
黒澤将
東京都立大学オーディオ研究会 元代表
「理論からはじめるスピーカー設計入門」著者
だし
立命館大学音響工学研究会 元会長
マスターブックシリーズ著者
てつ
ブログ Lo-Fi Audio管理人
■発表スケジュール
●5/1(土) 20:00~
「エンクロージャー設計技術の歴史とT/Sパラメーターの実測デモ」 講師:鈴木康平
自作スピーカーの世界では、ともすればノウハウや経験がクローズアップされがちですが、実はスピーカー技術は世界の多くの研究者の叡智の結晶です。この講座は2部構成となっており、前半ではスピーカー設計技術の歴史を振り返り、後半ではT/Sパラメーターの測定デモを行います。これらを通じて、スピーカー作りの工学的側面を知ってもらうのが本講座のねらいです。
●5/2(日) 20:00~
「スピーカーの物理特性と人の聴こえの関係 -良い音のスピーカーとはなにか-」講師:黒澤将
スピーカーは音の出口となる部分ですが、その音を最終的に受け取るのは私たち人間の脳です。つまり、スピーカーシステムは私たちリスナーを含めた伝達系であり、人の聴感を考慮せずに最適なスピーカー設計を行うことはできません。 本講座では、スピーカーの物理特性と人の聴こえの関係を調査した研究を紹介し,人の聴感をもとにしたスピーカーの測定方法や設計指標について考えていきます。
●5/3(月) 20:00~
「フリーソフトでできる次世代スピーカー設計 -VituixCAD/Fusion360入門-」講師:だし
近頃、スピーカーの設計に使用可能な無償のCADソフトウェアが数多く登場しています。その中でも豊富な機能を持つ3DCADである「Fusion360」、及び個人製作ながら非常に多機能なスピーカー統合設計CADである「VituixCAD」を使用した2Wayスピーカーの設計を実演します。
●5/4(火) 20:00~
「誰も教えてくれなかったルームアコースティクス入門」講師:てつ
コンサートホールや商業スタジオと比較してコンシューマーオーディオのリスニングルームアコースティクスの研究は少なく、またその部屋およびシステムの条件が幅広いためそのセッティングは多様を極めます。ここでは、海外の資料を交えて音響心理学に基づき、聴こえ方を時空間的に分解し考察することで、オーディオリスナーのルームアコースティクスの一助になればと思います。