自作スピーカーは高くつくのか?

ここでいきなり問題です。

問1.上の表は『自作スピーカー デザインレシピ集 マスターブック』5作例を表しています。左列にはモデルの写真、右列には価格の数字が並んでいます。それぞれ製作コスト(ペア)として実際にいくら必要だったか答えなさい。

※スピーカーは5台なので選択する価格も5つです(上から第1章、第2章の順。第3章は選択済み)。それ以外はダミーの価格
※塗装などの仕上げ、組み立てに必要な工具類のコストは含まない

自作スピーカーを作る動機の一つに「高いコストパフォーマンスを得るため」というのがあります。メーカー製でペア20万円するスピーカーを、材料費10万円で作れないか? というもの。狙っている価格帯の違いによりその難易度に差はありますが、求める性能をより安く得られるのなら、自作する価値はあるでしょう。もう一つの考えには「設計・製作を楽しみたい」があります。この場合は、性能は大して高くないが、まずは木工DIYを楽しんで作ってみたいという入門者から、コスト度返しで最高のものを製作するという上級者の考えもあります。

いずれにしても、そもそも自作スピーカーはどのぐらいのコストがかかるのか? それがある程度想定できていないといけません。もし、上の表で「フルレンジ作例がペア1万円で作れる!」と考えた人は残念賞です。まず、このような小型ブックシェルフ型エンクロージャーでも板材費用や加工費で少なくとも5,000円位かかります。残るは、ユニットが1個2,000円位が選択肢。さらにスピーカーターミナルやバスレフポート、吸音材も必要です。これでは選べる製品がかなり限定されそうですね。『自作スピーカー デザインレシピ集 マスターブック』のフルレンジ作例はユニットを設計時の要求に合わせて選んだので比較的高価になっており、もっとコストが掛かっています。マルチウェイ型のスピーカーの場合はさらにネットワーク回路のコストがかかります。これら回路用素子の価格は意外と高価だったりします。

では、フラッグシップの3Wayスピーカーはどうでしょうか? 3Wayのトールボーイ型スピーカー(本作例ではウーハーの口径は22cm)をメーカー製品で購入する場合、ペアで数十万円はしそうですね(ショップではたまに価格表示が1本の表記になっていてガッカリさせられることもありますが、いずれにしても結構な価格です)。上の表では最大価格は50万円ですが、私たちが実際に50万円を消費して本当にこの本を執筆したのでしょうか? 答えはNOです。では実際の製作コストはどのぐらいなのか?? 考えてみるのもいい機会です。

さて、結局、高くつくのか?安くつくのか? 今回の問いの本質に僕はあまり興味はありません。議論はあるところですが、まずは何より楽しめることが大切。

というわけで、結局、本投稿はマスターブックのプロモーションだった、というわけです。『自作スピーカー デザインレシピ集 マスターブック』では、各作例の完成写真を掲載しているページに、製作費用のほか、エンクロージャー容積バスレフポート寸法クロスオーバー周波数デザインアクシスを分かりやすいアイコンにしています。本を今一度見直し、どのスピーカーにどのぐらい製作費用がかかっていたのか確認してみましょう。本に掲載されている作例を作る・作らないにかかわらず、ご自身が自作スピーカーの構想を練る場合の参考になるかもしれません。

各作例に記載されているアイコン。この例は第3章「2Way密閉型」のもの。アイコンの意味は本の冒頭P11で解説している

それから、もし本をまだ購入していない人で、上の問いに正しく答えられた方は、『自作スピーカー デザインレシピ集 マスターブック』を送料無料で1冊プレゼントさせていただきます。ご回答は1名様1回限り。応募はお問い合わせからお願いします。先着5名限定です。

書名:『自作スピーカー デザインレシピ集 マスターブック
対象:自作スピーカービルダー中級以上
判型:A4オールカラー160ページ
価格:3,000円(税抜)
著者:Iridium17/だし/髙山秀成/大矢秀真/熊谷健太郎

3 thoughts on “自作スピーカーは高くつくのか?

  1. 『自作スピーカー デザインレシピ集 マスターブック』プレゼント企画は、残り2名となりました。

  2. 9月4日に当選者がありました。
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